Monday, January 31, 2011

となりの男性のバッグがひったくられた

これはクリスマスイブの話。クリスマスイブは家族で過ごす人が多いせいか,シカゴのダウンタウンも,電車も閑散としていました。

次男とダウンタウンから電車に乗り,長男の家にと向かった時のことでした。だんだんと乗客の数も少なくなり,中にはウィスキーを飲みながらほろ酔い気分のおじいさんも見える中,突然,右,左,2人がけのまん中の通路に黒人男性が立ちました。席はたくさん空いているのに,どうしてこんなところに立っているのだろう,と,私は窓際に座っていましたしあまり気にもしませんでした。

電車が駅に停車し,発車する直前のこと,通路に立っていた男性が通路を隔てて向こう側に座っている男性のバッグをわしづかみにしたかと思うとそのままドアから飛び降りるではないですか。私たちはまったく何がおこったのかもわからずあっけにとられていると,とられた男性も

"Sir!" と言いながらものすごい勢いで閉じかけるドアをくぐり抜けホームを走ります。かばんをひったくった男性はとっくに階段を下りはじめていましたが,発車した電車の中に残された私たちはみな,顔を見合わせ,変な興奮が漂っていました。私も,次男も,何だか夢を見たような気持ちでした。それでも胸はドキドキしてきましたし,私は,もし次男が一緒でいなかったら,私がひったくりの犠牲者になっていたかもしれない,と考えたりしてますます怖くなってしまったんです。

長男からよく、電車の発車寸前に携帯を盗まれる人が多いから,携帯電話をむやみにさわったりしていないように,と注意は受けていましたが,まさかバッグのひったくりとは。たまたまのことだったのでしょうが,でも,注意をするにこしたことはありませんからね。皆さん,ぜひ気をつけましょう。(でも,何を気をつけたら良いのだろう? あまりきれいな格好をしない? ハンドバッグは肩からたすきがけにする? さいふなどをむやみやたらに出さない? 神経質と思われても,それくらい気をつけた方がよいのかもしれません)


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