Tuesday, December 21, 2010

「入ってる?」「入ってるよ」「いや,ダメだね」

まるでトイレの前の会話のようですが,実はこれは,我が家のインターネットの接続の悪さからくる会話なのですよ。

平気でつながらない。すぐ切れる。つながったと思ってもすぐまた切れる。遅い。最悪です。私,あまり,商品やら,会社の悪口は控えているのですが,さすがにここまでひどいと言わずにいられません。

「え? それならなぜ,文句を言わないか?」

もう何度も言いました。しかも,これは「文句を言う」というよりも「戦う」といった方が正しい表現になります。必要条件として

1)時間が十分に空いている
2)相手のわけがわからない理屈に対抗できる体力がある
3)とちゅうで電話が切れても,もう一度がんばれる精神力がある。
4)延長戦になってもイライラしない忍耐力がある

この3つがなかったら,とても挑める闘いではありませんよ。会社名はあえて言いません。しかし,携帯の大手でもあるこの会社,結構カスタマーサービスの評判は悪いんです。皆さん,ご注意です。

いつか,私が戦ったとき,途中で電話が切れてしまいました。すると,すべてもう一度やり直し。テープを聞いて,番号を押して,またテープを聞いて待たされて,別の人と話すから,一からまたはじめなくてはなりませんでした。しかも,いわれたことが最初の人と違う。。。「は〜? さっきの人と言っていること,違うんですけれど」といっても,聞く耳も持ちませんしね。

それ以来,この闘いの係は主人となりました。私にはそれほど強い忍耐力がありません。主人は何度もこの戦いを繰り返しました。でも,結局、事態は全然良くなっていません。あれほどがんばった時間と,精神力,忍耐力はいったいどこへ消え去ってしまったのでしょう?

さて,おまけです。ここの電話会社と提携しているテレビの会社。ストームが来るとテレビのシグナルが切れますからテレビが見えません。どこに竜巻が来ていようと,どこで突風が吹いていようと,そういう情報はまったくテレビから得られません。テレビが必要なときにテレビの役目を果たさない,このディッシュ。ひどすぎ。もう,あきれかえって物もいえません。


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Tuesday, December 7, 2010

ニューヨークの5番街が変わってしまった、そのかわりに?

ニューヨークに来て思うのは,5番街がひどく様変わりしてしまったこと。

ニューヨーク図書館がある45丁目より上の方はあまり変わっていませんが,そこよりダウンタウンに向かってエンパイアステートビルのある34丁目までの間が前とは全然異なる様相を見せています。変化が始まったのはおそらく10年くらい前なのかしら? 

5番街と言うと高級な店が並ぶイメージがありましたが,40丁目あたりを中心に安さを売り物にしたおみやげ屋さん,またカメラ,ゲーム機器などの小型電化製品をまた安く売る店が雨後のタケノコのように出現しはじめたんですよね。それらのお店に客がたくさん入っていたころは良いのですが,最近ではその傾向にもかげりが見えて,客の姿はちらりほらり。だって,ニューヨークのおみやげを買おうと思うならタイムズスクエアの方が活気もあるし楽しそうですよ。だから,45丁目くらいから34丁目までは歩いていても全然楽しくない通りになってしまいました。

45丁目より上は,相変わらず高級ブティックが並び,ウィンドウショッピングを楽しむのはとても良い通りですよ。もちろん,買いものをなさりたい方達にはもっとわくわくする通りでしょう。

34丁目の通りはむかしからの店は影を潜めましたが,それでも若い方達向けのお店は相変わらず並んでいるので,ここはアメリカス(6番街)に向けて散策するのはよいと思います。逆にマディソンがいに向けてはそのむかしあったアルトマンというデパートがつぶれて以来,そのビルにて何とも入らずしまったままなので何も見るものもなく悲しくマディソンまでがんばることになります。

ということで,このミッドタウンは5番街よりもブロードウェイ、マディソンを散策することをおススメします。季節によってはニューヨーク図書館の裏にあるブライアントパークでいろいろな催し物(?)をしているので,それをチェックすることも大切。今ではクリスマス用のクラフトショーをやっているのではないでしょうか? 少なくとも先週末はありました。そして,ブライアントパークの逆側(アメリカス側)には紀伊国屋の本やさんがありますから,そこでお茶を飲むなり,寒い身体を温めながら本を立ち読みするにはとても良いですよ。

そうそう,それとニューヨーク図書館のライオンにぶつかるように出ているマディソンと5番街の間の通りには,Zaiyaと言う,日本のおべんとう,おにぎり,パンなどを売るお店(食べられるテーブル席もありますよ),また新しくサンライズマーケットという日本の小型スーパーがあるので,そこに立ち寄るのもおすすめです。

ニューヨークはどんどん変わっていきますね。うーん,でもとっても楽しい。


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Monday, December 6, 2010

アメリカで飛行機にのる時の服装

そうそう,アメリカは今,テロ対策で空港でのセキュリティーを強化しているようです。今までのX線検査では足りずに,空港の係官の手によるパッティング(さわるんですよ,体中)もしくはボディースキャンというのがあります。ボディースキャンは機械の中に手を入れて入ると身体の線がしっかり出る,ということで「プライバシーの侵害だ」ともめています。

そこで,飛行機にのるときに一番適切は服装,というのが出ました。

「フロリダのディズニーワールドに行く時の格好」だそうです。

暑いフロリダですから,薄いシャツに,ショートパンツ。そして靴はスニーカーかサンダル。これなら,身体に何も隠せないだろう,ということです。

かといってこの季節ですからそうはいきません。それではどうするか,

スカートは避ける。スカートだとその下に何を隠しているかわからないからパッティングされることの可能性が強くイヤな気持ちになる。

だぶだぶの服装は避ける。できるだけ身体にぴったりしているものであれば隠している可能性が低いと見なされしつこいパッティングがないと思われる。

ブーツはやめる。それでなくてもセキュリティーに時間がかかり人々がイライラし,クリスマス時期は忙しくストレスがたまっている時だから,それ以上セキュリティーのラインを長くするようなことはやめよう,ということです。どうしてもブーツを履きたかったら,別に持って,セキュリティーを超えたら履き替える。


中には,このパッティングなどに反抗して,コートの中は下着だけ,とうい抗議行動をした乗客もいました。

私たちが乗ったナッシュビル空港はいたって平和でパッティングも何もありませんでした。でも,一応言われたように,ブーツは袋に入れて手に持ち,パンツにしました。

最後に,プライバシーの侵害とか,パッティングは気持ちが悪い,という人もいます。しかし,アフガニスタン、イラクで命をかけて戦っている人たちの精神状態,おかれている環境に比べたら,何ということはないんですよ。そんなことでもんくを言っている私たちは恥ずかしい,そう思います。

これは健康な私だから言えること。乳がんでシリコンをの乳房を入れている女性が胸をさわられ,「異物だから出せ」と言われ,自分は乳がんの生存者,と説明しても係官は聞かず(そう,マニュアルに書いてあるのかもしれません)、出すように指示され,されにそれをX線を通すトレーにのせるように言われた,と涙ながらにテレビで説明していました。また,尿をためるための袋を身体につけなくてはならない男性は,その袋をしつこくさわられたためにそれが破け,ズボンが尿で濡れてしまい,恥ずかしくてつい涙がこぼれてしまったそうです。

このような方達についてはアメリカ政府も何かを考えなくてはならないかもしれません。しかし,くり返しますが,健康で,別に5体満足であるのなら,いきさつ,理由はどうであれこの国のために戦っている人たちがいることを忘れてはいけない、と思うのですが,どうでしょう?


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Sunday, December 5, 2010

La Guardia からマンハッタンへバスと地下鉄で向かいます

久しぶりのニューヨーク。我が家がよく使っている航空会社はニューヨークへの直行便がないために,ワシントンでのりかえてようやく La Guardia空港へ到着。

そこからどうやってマンハッタンに行くかを考えた結果,バスで地下鉄の駅まで行くことにしました。ground transportation と書かれたサインに従っていくとバス停を発見。Q33番に乗りたいことはわかっていたので,そこでバスを待つことにしました。バス代は2ドル25セント。紙幣はおそらく受け取らないだろうし,メトロカードも持っていないために25セント玉をたくさん用意していた私は,主人に9枚渡し,自分も9枚持ちました。

待つこと10分。それまでに他の番号のバスを見送ってきたQ33番。乗るときに運転手さんに地下鉄Fラインに乗り継げることを確認し,それから

「そのバス停に来たら教えてくれる?」と頼むと,
「たくさん人がおりるからすぐわかるよ」と言われたので,そうかしら?と思いながら乗り込みました。

運転手さんが言った通りにたくさんの人が降りる凖備をはじめたのでとなりに座っていたお嬢さんに

「ここで,地下鉄に乗り換えられる?」と確認してバスを降り,無事に地下鉄の駅を発見。メトロカードを20ドル購入して,地下鉄に向かっておりてきます。メトロカードを10ドル買うと1ドル50セント,20ドル買うと3ドルおまけがついてくるんですね。

ニューヨークは高校生のときに4年間すんだことがあるのでとてもなつかしい町。といってもそれはもうすごーくむかしのことなのでね,町並みはもちろん変わっています。でも,地下鉄,ビルのほとんどの姿はむかしのまま。とてもなつかしいんです。ロックフェラーセンターでおりて,ホテルに向かいました。

ホテルでチェックインしてからさっそく外出。目的地は毛糸屋さんとそう,ロックフェラーセンター前のクリスマスツリー。アップタウンにある毛糸屋さんまで地下鉄で行き,そこからは散歩がてらウィンドウショッピングをしながらロックフェラーセンターへ。ステキな洋服を着た女性たちがたくさんいて,それらを見るのもとてもたのしい町です。

ロックフェラーセンター前のツリーはクリスマス前に来たらどんなに混んでいても,必ず見たいもの。人がいっぱいで身動きが取れないくらいでしたが,ため息がつくくらいきれいでした。


ロックフェラーセンター前のクリスマスツリー



ホテルに戻るのがもったいないくらいに町のあちらこちらがクリスマスカラーで一色でした。ニューヨークには観光客が戻ってきているな,という感触を持ちました。もちろん時期的なこともあるのでしょうが,店の飾り付け,新しくできていたキャラクターグッズを売る店の数などを見ると,アメリカ人の気持ちがまた消費に向かってきていることを物語っているように思いました。


M&M のキャラクターグッズを売るお店,3階建てでした。


ブロードウェイと48丁目の角です。

お店の中は家族連れ,若い人たちでとっても混んでいました。私はクリスマスカラーの形をした容器の中に緑,白,赤のクリスマスカラーをしたM&Mが入ったものを留守中の家を見てくださっているご近所の方に買いました。






あまり遅くまで歩き回っていると次の日に歩けなくなりそうだったので,このくらいで,ということでホテルに戻りました。毛糸屋さんの話はまた明日。でも,ニューヨークはいつ来ても,本当に楽しい。



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Saturday, December 4, 2010

空港での出会いと別れ

季節がら空港を利用することが多い今日この頃。アメリカに住んでいると飛行機以外ではなかなか遠くに行けないので仕方がないんですけれどね。

空港で待つ人たちは花たばを持ったり,携帯を見たり,落ちつかない様子。そして,出迎えた人の姿が見ると背伸びをして手を振ったり,飛び上がって喜んだり見ている私も幸せな気持ちになります。その中で,迷彩服の,おそらくアフガンかイラクから戻ってきた兵士の方たちを迎える家族の人たちの表情は見ていて何とも言えない気持ちにさせられます。命を落とす可能性がある戦争から無事に戻ってくる家族を迎えられる瞬間ほど嬉しいものはないでしょうから。抱き合って涙している家族を見ているとまた,「どうして出兵することにしたのだろう」「戦争に踏み込んだ人たちはいったい何を考えていたのだろう?」と思わざるを得ません。

我が家の息子たちは,といえば,これといった表情もなく「やぁ」という照れた表情で向かってきます。ド派手なシャツを着た次男は荷物を重そうに肩から下げて帰ってきましたし,サンクスギビング当日の朝戻ってきた長男はやけに身軽に歩いてきました。そして,休みが明けると同時に2人ともまた大学,仕事へと戻っていきました。

子どもたちを迎えるのは楽しいですが見送りにいくのはとてもさびしいですね。「またね、元気でね」という言葉をかわして、彼らはまた,ゲートに向かって歩いていきます。あちらこちらで抱き合って別れを惜しむ家族とは全然違う淡白な別れ方です。でも,これが私たちには自然な振る舞いなので,これを今さら変えることはできないようです。

子どもたちを空港で見送ってから1週間も立たないうちに私たちは,今度は自分たちの旅行でまた空港にやってきました。主人が転勤で前に住んでいた北の方に戻るために,家をさがしにいかなくてはならないからです。その景気付けに,とニューヨークに先に行くことに決めてやってきました。ナッシュビルに住む前には少なくとも2ヶ月に1回は来ていましたが,ナシュビルに転勤してからは全然ご無沙汰のニューヨーク。とても楽しみでした。

ということで次回はニューヨークからの話題です。


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