Monday, December 6, 2010

アメリカで飛行機にのる時の服装

そうそう,アメリカは今,テロ対策で空港でのセキュリティーを強化しているようです。今までのX線検査では足りずに,空港の係官の手によるパッティング(さわるんですよ,体中)もしくはボディースキャンというのがあります。ボディースキャンは機械の中に手を入れて入ると身体の線がしっかり出る,ということで「プライバシーの侵害だ」ともめています。

そこで,飛行機にのるときに一番適切は服装,というのが出ました。

「フロリダのディズニーワールドに行く時の格好」だそうです。

暑いフロリダですから,薄いシャツに,ショートパンツ。そして靴はスニーカーかサンダル。これなら,身体に何も隠せないだろう,ということです。

かといってこの季節ですからそうはいきません。それではどうするか,

スカートは避ける。スカートだとその下に何を隠しているかわからないからパッティングされることの可能性が強くイヤな気持ちになる。

だぶだぶの服装は避ける。できるだけ身体にぴったりしているものであれば隠している可能性が低いと見なされしつこいパッティングがないと思われる。

ブーツはやめる。それでなくてもセキュリティーに時間がかかり人々がイライラし,クリスマス時期は忙しくストレスがたまっている時だから,それ以上セキュリティーのラインを長くするようなことはやめよう,ということです。どうしてもブーツを履きたかったら,別に持って,セキュリティーを超えたら履き替える。


中には,このパッティングなどに反抗して,コートの中は下着だけ,とうい抗議行動をした乗客もいました。

私たちが乗ったナッシュビル空港はいたって平和でパッティングも何もありませんでした。でも,一応言われたように,ブーツは袋に入れて手に持ち,パンツにしました。

最後に,プライバシーの侵害とか,パッティングは気持ちが悪い,という人もいます。しかし,アフガニスタン、イラクで命をかけて戦っている人たちの精神状態,おかれている環境に比べたら,何ということはないんですよ。そんなことでもんくを言っている私たちは恥ずかしい,そう思います。

これは健康な私だから言えること。乳がんでシリコンをの乳房を入れている女性が胸をさわられ,「異物だから出せ」と言われ,自分は乳がんの生存者,と説明しても係官は聞かず(そう,マニュアルに書いてあるのかもしれません)、出すように指示され,されにそれをX線を通すトレーにのせるように言われた,と涙ながらにテレビで説明していました。また,尿をためるための袋を身体につけなくてはならない男性は,その袋をしつこくさわられたためにそれが破け,ズボンが尿で濡れてしまい,恥ずかしくてつい涙がこぼれてしまったそうです。

このような方達についてはアメリカ政府も何かを考えなくてはならないかもしれません。しかし,くり返しますが,健康で,別に5体満足であるのなら,いきさつ,理由はどうであれこの国のために戦っている人たちがいることを忘れてはいけない、と思うのですが,どうでしょう?


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