Wednesday, February 9, 2011

家が空になっていくのはさびしい

引っ越し屋さんが一生懸命荷物を積み込んでいます。どんどん家の中から家具が消え,箱が消え,今,私が座っているテーブルもつまれるでしょう。からになっていく家を見て,とてもセンチメンタルな気持ちになっています。

ここに住んだのはかれこれ4年半。最初は2年から3年,という予定だったのがだらだらと伸びてあっという間に4年半が過ぎていきました。とても日当りが良い家で,サンサンと日が射すキッチンでコーヒーを飲みながらパソコンに向かうのが大好きでした。そして,家は傾斜している土地に立っているので,遥か向こうまで見渡すことができて,朝日がのぼるとき、夕日が沈むとき、満月の夜など,私たちの目をいつも楽しませてくれました。

これは,ナッシュビルの地形の恩恵です。とにかく丘があちらこちらにあるので,道路は上がったり下がったり,うねうねしています。だから雪がふるとこれまた大変なのかも。それでなくても雪になれていない人たちだから。

この家を見つけた時の感激を今でも覚えています。私が家を選ぶ時の条件の一つに「南向き」というのがあるんです。アメリカ人はあまり気にしないようですが,私はキッチン,ファミリールームが南に向いている家が大好き。たまたまこの家は東南にから南にかけてたくさん窓があります。(窓ふき,スクリーンのそうじは大変ですが)

そして,私がこっそり毛糸,生地,を隠しておける小さい小部屋もありました。そこは私だけの部屋。その部屋に入ると,現実ではない世界が広がって。。なんてちょっと大袈裟。

引っ越してきたときには大学4年生だった長男は,とっくに大学を卒業し仕事をしています。高校生だった次男は今年大学を卒業します。いわゆるemptry nest の私たちでしたが,それでも子どもたちの影はありました。その思い出の家から離れるのはやっぱりさびしい。

これから引っ越す家はほとんどと言って良いくらい私の主人,そして大切なマフィンとの生活になるでしょう。さて,どういう暮らしになるか,また,このブログのタイトルも変えなくては,と感慨にふけっているところです


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