Monday, October 4, 2010

外から見た日本ーその12,カップル

どの時代でもカップルの姿を見るのは心が温まる物なのですが、今回,ちょっと気になったことがあったので.

これは特に若いカップルに見られてような気がするのですが,寄り添って歩く,というよりも,まるで「すがって歩く」といった形容詞がぴったりな歩き方をしているカップルが増えたように思いました.手をつなぐというカジュアルな様子ではなく,ぶら下がって歩く,極端な言い方をすると「あなたがいなくては生きていけないのよ〜」と言っているような様子が見えてくるカップルなんですよ.これはおそらく,たま〜に日本を見るから感じることなのかもしれません.

いやぁ,仲良くしている姿とは,どこか違う,というのは単なるおばさんの見解かもしれないけれど...

「好きなんだから,いいでしょ.」
「ぺったりしていて何が悪い」 

そりゃ,そうなんです.別にいいんですよ.でも,なんていうのかなぁ,

「そこまで表現しないと実は不安なんじゃないの?」
「つねに相手からの反応がないと落ちつかない」
「不安定な自分の気持ちを和らげるための手段かな」

 とかいう気持ちが流れているような気がしてね.そうでないことを望みます.あまりにお互いにすがりついたり,頼りすぎる関係は長続きしないし,だんだんにどちらかが重く感じるようになるとあっという間にバランスが崩れます.それをくりかえすと,傷つくのは自分ですよ.

アメリカでもつねに
"I love you, honey." という言葉が聞かれます.それは親子の間でもよく使われる言葉で,恋人同士だけに限ったものではありません.それに比べて日本はどうしても「恋人限定」というひどく一時的なことに使われているように思えてならないのですよ.

大丈夫かなぁ,これからの日本.相手にブラ下がって生きていく人たちが増えていくのかしら?



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