Saturday, September 25, 2010

外から見た日本ーその11,朝のテレビ番組

朝のニュースを見ていると,これはニュースではない,といつも思います.ま,各局,いろいろなタイトルは付けていますが,ニュースと言うのは事実だけを伝えるもの.そうではなくて,評論家の意見やら,あまりわけがわかっていなさそうな人たちの反応などもオンエアされていて,これでは視聴者側が混乱するのが目に見えているような気がします.

だって,わかったような表情で「これはこうですよ」「そうなんですかぁ?」「そうです」なんて言われたら,見ている側は「本当にそうかな?」と思ってしまいますよ.これは良くない.

評論家の人たちは言いたいことを言います.いいんですが,言うことは簡単です.でも,その問題をどう解決するか,それを行動に移さなかったらあくまでも机上の議論となり,むなしく終ってしまいますもの.どうもその傾向が今の日本は強いように思います.どんな問題が起きても,国の中で「アーダ,コーダ」とは言いますが,対外的にあまり発信されていません.国民に対して問題点を論じているのは簡単です.でも,そのエネルギーを少しでも対国民ではなくて,対諸外国に向けていただきたいです.

そして,どうして,朝のニュースを伝えるのに,あれだけの大人数をそろえる必要があるのでしょう? 別に一人,二人が伝えるくらいのニュースでしょう? そうかと思えば,同じようなニュースをくりかえし,くりかえし,しかも再現フィルムまでご丁寧につけています.さらに,言うことには,

「〜と言うことでしょうか?」
「〜のように思われます」
「〜でしょうかねぇ』

とあくまでも推測の域を超えないことをもっともらしく伝えています.ニュース番組が推論を伝える番組に変わっています.でも,それが放映されるのですから,聞いている方はまた,事実と推測の区別がひどくあいまいになってしまう.これはまずいですよ.

もう少し,国民も賢くなって,朝のニュース番組もどきをボイコットすることにしたらどうでしょう,なんてちょっと飛躍しすぎていますか?


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