Wednesday, September 15, 2010

外から見た日本ーその5,尖閣諸島ニュース

尖閣諸島で拿捕された中国漁船に対する日本政府の処理に対して中国の一部の人たちが怒り,日本に対する抗議行動が起きたり,日本人学校にパチンコ玉が投げられたりする事件がありました。

日本では,中国人側が旗を燃やしたり,抗議する姿などがくりかえし流れていましたが,実際に天津日本人学校の校長先生がのインタビューを聞いていると日本での報道が少しおかしいことに気がつきます。

日本のアナウンサー 「中国で身の危険など感じることありますか?」
校長先生: 「いいえ,ほとんど感じません」

日本のアナウンサー:「中国でも,今回のニュースは盛んに報じられていますか?」
校長先生:「いいえ、そんなことはありません。日本のニュースで報じられているようには流れていません」

日本のアナウンサー:「普段の日本人に対する感情はどんな様子ですか?」
校長先生:「みな,とても親切ですし,お互いに仲良くやっていこうとしていますよ」などなど

どうも,日本人アナウンサー側は,中国でいかに,日本人がつらい想いをしているか,中国側が厳しい応対をしているかをまるで期待しているかのような口調,返事。それに対して,校長先生は最後に

「お隣の国ですし,双方を良く知ることがとても大切だと思っているので,努力をしています」

(言葉通りではありません。すみません)

結局,地元に生活している人たちの方が冷静に受け止めている。感情的(?)にくり返し,くり返し,まるで国民に中国の反日運動の印象を強めるかのように報道しているのは日本のメディア。メディアの影響力を理解しないと生活していけない一部を垣間みたような気がします。



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