Sunday, August 29, 2010

リトルリーグ,日本,チャチャチャ、そして優勝おめでとう

今,テレビではリトルリーグのワールドシリーズをやっています.日本対ハワイ.

昨日の日本と台湾の試合はドキドキしました.やっぱり日本には勝ってほしいですが,そうはいってもピッチャーの少年が一人でマウンドに上がり「一球」で試合の勝敗が決まってしまうのを見るのは辛いおもいがあります.本人たちは自分が望んで野球をしているのでしょうが,ここ,アメリカでは親の方が夢中になってしまう事件がいくつも起きているので,どうもこういう試合を見るときに複雑な気持ちになるのです.

自分の子供が試合に出してもらえない親がコーチに暴力を振るう,審判のコールが気に入らないと,飛び出していって、また暴力をふるう親,たとえ手は挙げなくても言葉の暴力に耐えているコーチは数しれないと思います.どうしてここまで親たちが夢中になってしまうのでしょう.夢中を超えて「狂気」に思えることすらあるんです.逆に,子供の方が冷静だったりしてね.親たちのそういう態度を見て子供たちは何を考えるのでしょう? その親たちの姿を真似ていくのか,それとも反面教師にするのか..わかりません.

アメリカのスポーツ社会で動くお金の額といったら私たちの想像を超えます.高校生,大学生というまだまだ若い学生たちの青田刈りはもちろん,熟年プレーヤーの年俸,移籍金など「どうして?」と思っているアメリカ人だて少なくありません.どうしてここまでスポーツ選手がもてはやされるのか? 価値を見いだすのか? 気合いが入るのか...? 誰か教えてください.

一生懸命プレーして,チームメートを声の限りに応援する子供たち,親の欲目から,そして自分勝手さからスポーツのフェア精神を奪っていく親たち,この対象的な姿はテレビの中では見たくありません.

それにしても,アメリカはアメリカチームの中で選抜し,それ以外のチームはそれ以外で選抜.そして勝ち残った1チームずつが対戦するのをなぜ「ワールドシリーズ」と呼ぶのでしょう? あまりに偏りすぎな「名前」.場所的なもの、金銭的な問題などいろいろあるのだろうけれど,もう少し,勝ち残った8チームを対等に戦わせ,その1位,2位が戦うものをぜひ,ワールドシリーズと呼んでほしいものです.ちょっと,この辺にアメリカの「自分たちは強い」精神が見えてイヤです.せめて,決勝を「日本 対 ハワイ」ではなくて「日本 対 アメリカ」にすればいいのに.だって,ハワイはアメリカ代表なのですから..

最後に,日本チーム,優勝おめでとう.よくがんばったね.そして,フェアに戦った君たちに拍手!


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2 comments:

  1. こんにちは!
    スポーツに対する精神はものすごい根性ですよね。 大学へは学力で奨学金をもらうのと違って待遇もその金額も差がありますよね、それだけプロ入りしてお金を稼ぐという目的だけしか思い浮かびません。
    勝ち、負けに対しおかしな価値観を持つ学校もあり、スペリングビーは廃止する(負けた子供たちがかわいそうだから)けどスポーツに関しては眼の色変えて勝つことだけ!と思っているコーチ達が多いようです。
    わかりませんよ~

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  2. Keikoさん,こんにちは.
    なんか,ぼーっとする日々が続き,コメントに気がつきませんでした.ごめんなさい.
    本当にスポーツに対する目の色がこの国はちがうと思います.みんな全体で「行け〜!」みたいな(笑)
    でも,がんばれる子供たちを評価していかないとやる気をそいでしまうかもしれない,とは思わないのでしょうかね.なんか自分たちで自分たちを羽交い締めにしているみたい

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